女性のマネジメント能力

学校の部活動でいうマネージャーとは選手の健康管理やユニフォームなどの洗濯、指導者が目の行き届かないところの活動状況のチェックなどを行っています。会社などで言えばそういった仕事は秘書という部門が行う仕事になります。自分が受け持っている職員の仕事内容のチェックやその日の予定などを速やかにチェックし、自分の担当している職員が少しでも仕事に集中できるように手助けを行うのがマネージャーの仕事です。

どんな部活でも、どんな職場でも、こういったマネジメントの仕事は女性たちが行っていることが多いです。ではなぜ女性がこういった仕事につくことが多いのでしょうか?

昔から日本では、「男は外で仕事をし、女は家にいてそれを支える」という文化が定着していました。特に女性は出産や育児といったライフイベントなどがあり、外で働くよりも家を守るという風潮が強かったのです。母としてわが子を育てていくという仕事の中で、母性本能や思いやりという気持ちが生まれ、また、家を守るという女性共通の考えから、女性同士のコミュニケーションの力も格段に進歩していきました。
その結果、女性たちは相手のちょっとした言葉やしぐさなどから相手の心理状況を読んだり、色んなコミュニケーションの手法で相手を喜ばせたりする術を学んできたのではないかと思います。

そういった女性特有の能力が作用して色んなことをマネジメントする力として発揮され、マネージャーや秘書として求められているのでしょう。